実験の日々、仏法を支えに

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実験の日々、仏法を支えに

実験の日々、仏法を支えに 福井県 福田紀男

建築物野球場や高架橋などの照明に使われる高輝度放電ランプというのがあります。その寿命を飛躍的に延ばす研究に取り組んでいます。

高校2年の時、化学の魅力に引き込まれ、京都大学工学部へ進学しました。卒業後、「化学者として、後世に形を残せるものを」との夢もって仕事をしてきました。そして、共同研究事業の研究員に採用されました。

このランプの長寿命化に成功すれば、新しい地場産業にと期待がかかっています。

電球のガラスと、発光物質が化学反応を起こさぬよう、ガラスの内表面に薄い膜をつくるのが、当面の研究課題です。膜の材質を何にするか、様々な物質で試験するしかありません。朝は、だれよりも早く7時半に出勤し、夜は9時、10時まで実験を続けています。

1つの物質を試すのに、1週間はかかります。望んだデータが得られなければ、一からやり直しです。

化学物質を扱う時の、他の一切を忘れるほど夢中になるのは確かです。しかし、そういう自分を冷静に眺めるもう一人の自分もいるのです。化学といっても、人生の目的ではないからです。

生来の性格で、実験やデータが大事、と体に染みついています。だから、『大事なことだが、このために生まれてきたのではない』と、自分に言い聞かせています。

ダーウィンの言葉として「自分が事実の山をすりつぶして、一般法則をしぼりだす機械か何かになったような気がする」とあります。自分の研究生活そのままでした。多くの化学者が、「好きな道を歩めたら、目的地はなくてもいい」と考えていますが、それは違います。

もし、人生の目的を知らなかったら、果てしない研究の末に、人生に絶望したかもしれません。

だからこそ、仏法に出遇えたことを喜ばずにおれないのです。今の研究を成功させ、地元の役に立ちたいと思います。多くの人から信頼されれば、それだけ親鸞聖人のみ教えを伝えるきっかけになると思うのです。

研究に熱中しながらも、心に常に仏法を忘れないようにしたいと思っています。

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