寒風や 凌いで香る 梅の花

こんな感じの内容はいかがでしょうか?
ご意見、ご批判を頂けたら、有り難いです。


人生山あり、谷あり。晴れの日もあれば、雨の日もあります。
順境の時はいいですが、案外、逆境の時が多いように感じます。
お釈迦様は「人生苦なり」と教えておられます。
逆境に立たされた時、皆さん、何をたよりにして、奮発しますか?
先生、友達、家族、音楽、ことわざなどなど、その人その人、いろいろ
あると思いますが、読書の秋にちなんで、「光に向かって100の花束」から
心を奮い立たせる話を紹介します。
(ちなみに11月上旬に新装版が出版されるそうですよ♪♪♪)


 ある働き盛りのサラリーマンが、夜明け方、手洗いに起きて中庭へ
タンを吐いた。それが真っ赤だったので、びっくり仰天。てっきり結核と
思いこんだ彼は、ヘナヘナと、その場に座りこんでしまった。
 いつまでも帰らぬ夫を案じて起きてきた妻が、それを見つけて、
ようやく寝室まで連れもどし、頭に手をやると相当の熱だ。
 さっそく、医者を呼ぶなどしての大騒ぎ。ワケをきいた妻が、よくよく
庭へ出て確かめてみると、散った椿の花の上に、タンを吐いたことが
わかった。真相を話すと、たちまち熱は下がり、ケロリとした本人は、
はりきって勤めにでかけた、という話がある。
 もし事実がわからねば、本当の病人になっていたかもしれない。

 なにも世の中、ビクビクすることはいらぬ。
 地球でさえも昼と夜とがあり、月には新月もあれば、三日月も満月も
あるではないか。
 大海にも、満潮もあれば干潮もある。
 栄枯盛衰は世のならい。使う金のないときは定期だから、期限が
くるまで待てばよい。

 不幸や逆境のドン底にたたきつけられたときは、大きな試練を受けて
いるのだ。如来は私に、より以上のものを与えようとして訓練して
いなさるのだ、と思えば愉快ではないか。

 順境に恵まれている温室の花より、寒風凜々たる逆境に鍛え
あげられた花は、香りが高い。
 降るもよし、照るもよし。つまらぬというのは、その人がつまらぬと
いうことだ。

 魂の開眼こそ肝要である。


苦にやむな 冬去りぬれば 春が来る

踏まれても 根強く忍べ 道の草 やがて花咲く 春の来るまで